CLANNAD (藤林姉妹&勝平バレ)
- 出版社/メーカー: KEY
- 発売日: 2004/04/28
- メディア: DVD-ROM
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以下ネタバレ
シナリオ氏が椋に対して微塵も愛着を持ってないのは、勝平シナリオでの適当な使い方を見れば疑いの余地はないと思います。
まぁ杏シナリオの、健気なメインヒロインとそれを邪魔する地雷女という構図は、いささかチープとはいえ方法論としてはアリでしょう。あくまで杏一人だけを活かすのならば、椋に貧乏籤を引かせて悪役にしてしまうのも一つの手でしょう。そういう手法自体は否定しませんよ。でもその構図で姉妹愛とかやられても、全っっっ然説得力ないんですよね。
如何なく噛ませ犬っぷりを発揮している椋に対して、妹の為に身を引くとか、 椋の事を傷つけたくないとか、 終いにゃ「お前と一緒にいた3週間は本当に楽しかった」とか臆面もなく言ってのける主人公たちの薄っぺらさに耐えられません。虫唾が走ります。楽しかった!? 嘘つけっ! んなこと椋が本命だった俺ですら思えなかったよ!
描き手ですら本気で言っていないような薄っぺらい言葉に、どうして読み手が共感できるというのか? まるで中身の伴わない薄ら寒い思いやりに、いったい誰が心を動かされるというのか? とんでもねぇ三文芝居を見せられて気分最悪です。
あ、勝平シナリオは言うまでもなく嫌いです。後半の展開自体は嫌いじゃないんですけど、これまた椋の扱いが酷すぎて泣けてきます。なんですか、このアーパー女は? 勝平と恋仲になるにしても、どうしてその過程をもっと丁寧に描いてやらないのでしょうか。 もうこんなの技術とか才能以前にまずやる気の問題じゃないですか…。
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今は攻略サイトを見ながら細かいイベントを回収してます。おまじないで杏と体育倉庫に閉じ込められたり、渚が椋を呼び出して告白するイベント(嘘)を見たりして、本編の不満を解消中。っていうか、ASでのアレな杏たんを見て以来、まんまと杏萌えになりました。癒されるわぁ…。