今月のTECH GIAN読みました。新ブランドCuffsの一発目『さくらむすび』が夏に発売予定だそうです。昨年末以来、続報がないからどうしちゃったのかと思ってましたけど、順調に製作されていたようで良かった良かった、いや本当に。つーか、現状で5割近い進行状況、それで夏発売って予想してたより全然早いんですが。まだオフィシャルサイトすらできてないのに、夏なんてあっという間って感じなんですけど…。そういや『水月』って、当時のF&Cのゲームとしては雑誌とかでの露出がかなり少なくて、僕はイメージ先行だけで『水月』プレイして度肝を抜かれたわけですが。あまり発売前に先入観を持たせたくないのかもしれませんね。


F&C抜けてCGの塗りが変わっちゃうかもと思ってましたけど、柔らかフワフワのキャラクターと、細部まで丁寧な背景画を確認できて満足です。4枚ぐらいでしたけど☆画野朗さんの絵は相変わらずレベル高くて、ぱっと見てそのシーンの情景が色々と浮かんでくるのは流石ですね。絵柄はますます幼くなってますが(笑)。


冒頭のテキストも、ちょっとナイーブな感じがトノイケさんらしくて良かったです。『水月』はかなりトリッキーな世界観でしたけど、今回は“日常的”な雰囲気を大事にした作品(トノイケ談)だそうな。しかしコダワリを聞かれて、“ツルツル”! “おしっこ”! とか答えるトノイケさんはどうなのか?(笑)。


まぁ、年内発売は堅そうなので、あとちょっとの辛抱です。
ちなみにオフィシャルサイト予定地はたぶんここ。(その後移転しました)


それとNavelの『俺たちに翼はない』の方は、シナリオ進行状況35%で年内発売も怪しいようです(笑)。書いては消して、書いては消してを繰り返してるそうなので、こちらは気長に待ちましょうかね。とりあえずゲーム内の季節に合わせて冬の間に間に合えば御の字ぐらいで。


インタビュー内での話ですけど、王雀孫さんが“文章オタク”ってのはちょっと判りますね。素人目にも、この方って文章凄く上手いと思います。読んだ時のリズムが良くて、音読した時にすっと中に入ってくる感じ。冒頭のイメージテキスト(オフィシャルサイトのフラッシュで読めます)なんかもそうだけど、丁寧に韻を踏んでて、これ相当に手をかけて書いてるんじゃないかと思うんですよね。口癖で“まぁ”とか“ていうか”が多いっていうのも思い当たる所があって、僕もそうなんだけど(そうなんですっ!)、ようは読んだ時のリズムを取りたくて無意識に入れてしまうんですね。いや、もちろん僕のテキストレベルと比較してしまったら失礼なんですけど(汗)。


王雀孫さんは第一作目の『それ散る』のイメージがあるから、どうしても笑いと萌えを期待されてしんどいと思いますし、実際僕も少なからず期待してるんですけど、王さんにはそれだけで終わって欲しくないですね。こういう事をエロゲで言うのは僕もちょっと恥ずいんですけど、ぶっちゃけ、僕はこの方に本気で文芸の香りを期待しているので、酔っ払うならとことんまで酔っ払っていただきたい所です。


02年から始めたウチのサイトは、当初から一貫して「エロゲをネタに自分語りをするオナニーサイト」だったわけですが、この02年に発売された『水月』と『それは舞い散る桜のように』は、もはや僕の趣味嗜好を語る上では外せない作品となっていて、ある意味で僕のサイト運営の原動力になっていた気がします。20代後半ともなれば、そろそろエロゲに飽きて卒評していく人も多いわけですが、こうやって新作の情報を聞くたびに胸がときめく僕は、まだ当分の間は戦っていけると思いました。エロゲLOVE!


先月からいろいろあって金がありません。つーか、4月の新作どころか実はまだ『ゆのはな』も買ってなかったり。『真夜中ハ終ワラナイ』や『脅迫2』共々、買うのは月末になりそうです。まぁ、回収とか発売直後にロットアップ→プレミア化、とかさえならなければいいんだけど。