D.C.P.C. ダ・カーポ プラスコミュニケーション

D.C.P.C.~ダ・カーポ~プラスコミュニケーション 初回限定版 DVD

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さくらクリア。えええー! なんか予想外に良いシナリオだったんですけど!? (←失礼な驚き方)
東鳩もどきの萌えゲーだとばかり思ってたので、ちょっと嬉しい誤算でした。サーカスって悪徳商法だけで有名ブランドになったわけじゃなかったんだなぁ。(←際限なく失礼)


ただ構成には少し疑問が残ります。『ダ・カーポ』のシナリオは、どうもさくらシナリオが中核になっているようです。音夢シナリオは、単純に伏線が回収されていないから意味不明だっただけで、「音夢シナリオを動かしている論理」は、さくらシナリオをクリアしないと全く理解できない構造になっていました。

たとえば『Kanon』で、あゆのまえに栞をクリアすると、栞シナリオの最後で少し意味不明な感覚に陥ると思いますが、それをもっと極端にしたような感じでしょうか。これ、いっそ、さくらからしかクリアできないようにした方が収まりが良かったようにも思います。でなけりゃ、もう少し音夢シナリオの纏め方に工夫が必要だったのではないでしょうか。

それを抜きにしても、ただでさえ多い伏線を終盤まで引っ張りすぎのきらいがあります。序盤で張られていた伏線などは、終盤ではもはや薄っすらとしか覚えていなかったので、最後に「全ての伏線が回収された」という感覚が少し弱いんですよね。なんか音夢シナリオの最初からリプレイしてみたくなりました。

ああ、でも昼過ぎから明日いっぱいまで出かけなければならないの。
うーん、もどかしい。