何処へ行くの、あの日


言い忘れてましたけど、プレイ初日に書いたフォークロア(民間伝承とか都市伝説とか)云々の話は忘れて下さい。つうか先走ってスミマセン。これがリアルタイムで書く日記の怖さよな。「外部と内部の境界は、『死』という通過儀礼によって無効化される」という方は、まぁ、あながち間違いでもなかった、かな。

いや、だから僕は、主人公が「過去に女の子を殺した」なんてのはどうせ勘違いだとばかり思ってて、ついでに「敵」とかいうのも脳内の作り話なんだろ、ああん? いったいどんなトラウマ抱えればそんな妄想(フォークロア)にすり変わるのかね?
……とか思ってたんだけど、ぶっちゃけ全部本当の事でした。裏読んでばかりの腐れオタクでゴメンなさい。「敵」とかもSF的に本当に存在してたらしい。この世には不思議な事など何もないのだなぁ。

細かい設定をちゃんと把握しきれていないんだけれど、物語の核はもっとずっとシンプルだった。つまりはこれ、失恋を受け入れた妹が狭い世界から一歩を踏み出す物語なのだろう。一方で、常に外部の存在(転校生)であった千尋も本当の意味で内部に入り込もうとする。幸せだった夏の日と対比的に、現在が冬の物語として描かれるのは、その間に断絶(境界)があるからなのだな。

主人公は「夏の日」からの逃避という形で妹との境界線を越え、本編でもう一度その関係を兄妹の境界線で隔てようとする。「夏の日」に戻ろうとする主人公に対し、絵麻が兄妹としての関係を否定し続けるのならば、絵麻は死ぬ事によってしか主人公の世界に入り込めないわけだ(兄妹としての関係を認めるのならば、「二人だけの世界を望む絵麻」は抽象的な意味でやはり死ぬ)。

トゥルーED後は、「敵」がいなくなった状態で個別EDに流れると考えて良いのかな?
良いよな? そうじゃなきゃ一葉EDとか救われなさすぎ。(ノ`□´)ノ
青井さんEDは、……まぁ、トモが生きてるからトモが何とかしてくれるに違いない(ご都合主義)。でも絵麻だけはどうしようもないよなぁ…。
義妹との関係ぐらい許してやれよー、とか思ってしまう僕はエロゲに脳を汚染されすぎ。そういや絵麻の中の人も鷹月さくらさんだな。エロかったけど、キャラ的にイマイチなんだよなぁ。


(追記)
いっそ義妹ではなく実妹の方が良かった、と書きましたけど、まぁ、よく考えれば義理というのはソフ倫規制による建て前ですね。事実上、血のつながりはあると思ってプレイしたほうが良いです。受け取り方がだいぶ変わってくる。