続報

その後の情報(つーか2chだけど)によると、☆画野朗さんの曲芸入りは早とちりだったようです。(´▽`)ノ
いやもう、2chデマゴギー如きにうろたえちゃって、みっともないったらありゃしませんね。でも僕が恥かくだけですんで良かったです。今度という今度こそは、F&Cももう駄目かと思いましたよ。エース級のゲンガーが、よりによってCircusなんぞに流れてしまうような会社って、どんだけ待遇悪い会社なんだよ? って感じで。

あ、こんな事言ってますけど、別にCircusが嫌いなわけじゃありませんよ。むしろ『ダ・カーポ』とか凄く気に入ってますし。ただ、あそこの個性的な商法にはなるべく関わりを持ちたくないってだけで。あそこって、たとえ外注で一本作っただけだとしても、それが売れたらマイナーチェンジとファンディスクだけで、平気で3〜4年引っ張り続けそうなんだもん。ヘタにはまって深入りしてしまうと、僕みたいな関連商品に弱い人間には危険すぎなのです…。

実際に見たわけじゃないんでまたデマかもしれませんが、☆さんの新作は新会社か新ブランドで出るみたいですね。タイトルは『CUFFS』だとか。嬉しいことにシナリオはトノイケさんらしいです。って『Aria』はー?(汗)



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基本的に僕は、怪しげなソースの胡散臭い話ってのは大好きです。特に自分とは関わりが薄いような、自分が客観的に、そして何より無責任に楽しめるような、縁遠い話だと最高です。まぁ、今回の☆さんの騒動みたいなのは、僕的に大問題だったので笑ってもいられなかったのですが、例えばうん、『タイタニック号は沈められた!』とか、『アポロ11号は月に行っていなかった!!!』とか、『911はアメリカの陰謀だった!!!!!!』とか勃起もののネタですね。


まぁ、911とか大勢の人が亡くなられていますし、「オマエはたくさんの人が亡くなった911よりエロゲンガーの去就の方が大切なのか!」とか責められると痛いのですが、正直、僕の生活レベルだとエロゲーの話の方が遥かに身近なわけで、そこらへんは大目にみてやってください。不謹慎っていやぁ不謹慎でしょうけど、別に亡くなられた方たちを揶揄してるわけではありませんので。


もちろんこの手のトンデモ系の話ってのを頭から信じちゃいけません。どれだけ状況証拠が出揃おうと、決定的な証拠がない限り、それはあくまで不確定な可能性の一つでしかないんですから。ただ、少なくとも可能性としてはそういう可能性だってあるだろうなぁ、と。膨大なデマゴギーの内の何割かぐらいには、真実も含まれているのではないか? と思う程度には、僕は世のミステリーやオカルトに対して信仰を持っているわけです。そういう可能性はときにロマンとも呼ばれますが。


で、閑話休題



▼ 水月


水月 パッケージリニューアル版

水月 パッケージリニューアル版



水月』で透矢の親父さんが研究してる『山ノ民のナナミ信仰』ってのは、この手のトンデモ系の話なわけだ。膨大な数の状況証拠によって浮かび上がってくる『山ノ民のナナミ信仰』説は、決定的な証拠がないからこそ、『ナナミ渡来人』説と並存できる。


水月』に出てくる様々な伏線を、「消化されていない」と批判するのは、そもそも物語の構造が見えていない。例えば「引き出しの中身」とか、「海底遺跡」とか、それらは言わばパズルの一ピースであって、一つ二つ無くても全体の絵を浮かび上がらせるには支障が無い。全部伝わらなくとも、100ある内の50ピースが読み手に伝われば、ぼんやりと1枚の可能性世界の絵が浮かび上がってくるようにできているのである。


ただしそのパズルの絵は、決定的なピースをわざと抜いて絶対に完成しないようにしてある。その上で、そういった不完全なパズルの絵を複数用意して、混ぜ込んであるわけだ。


つまりさ、「引き出しの中身」というピースと、「海底遺跡」というピースは、それぞれ全く違う絵を完成させるためのピースであって、両方のピースを同時に使って一つの世界を完成させようとしたって絶対に不可能なのである。