ミナミノミナミノ


周囲との溝を埋められなくて、デコボコ道を泥まみれで歩いてる春留に「おいおい、幾らなんでも不器用すぎるだろう」と思いつつも、そんな彼女に「不真面目です!」と叱られると、なんだか胸が苦しくなる。なんだ、お前の選んだ平らな道なんて、歩きやすいだけで何もないじゃないか。

ああ、くそう! 何でお前はそこで逃げちゃうんだよう!