各地で言われているけれど、0verflowの『スクールデイズ』が凄いデンパなことになってるらしい。あそこは相変わらずテロで笑いを取り続けてんのね。愉快な会社だ…(そしてちょっとやりたくなってくる罠)。


まぁ、0verflowのテロは間違いなく確信犯だし、昔からのユーザーもこのメーカーのことは承知しているから「うはwwwwwwwぬまきちアフォすぎwwwwwwww」で済んじゃうんだけどさ、この手のネタをネタとして取らずに、「おお、これは凄く新しいじゃないか!」とか考えちゃうような(ある意味で)真面目なメジャーメーカーが、『下級生2』とか『天使のいない12月』みたいなゲームで大真面目に小テロ起こして、ユーザーから袋叩きにされちゃうんだと思う。でもそれは、それだけ期待されてたからこそ叩かれてるんだよな。


僕は、0verflowなんてとっくの昔からイロモノメーカーでしかないと決め付けてたし、だから『スクールデイズ』を雑誌で見たときも、「アニメーションが売りの学園もの? 普通に王道純愛ものか? じゃあ、買わなくていいや」と思ってしまったのだけれど、そういう風に「イロモノ」としてしか期待されなくなることが、そのメーカーにとって本当に幸せな事なのかは考えて欲しいと思う。


……いや、0verflowは幸せそうだから止めないけどさ。


たとえば、スカトロ・拷問・寝取られ・人体改造・孕ませ、みたいなマイナー嗜好って、全体的に見れば「イロモノ」って言われちゃうのは仕方ないと思うのね。でもそういうマイナーシチュエーションを好んで描くメーカーだって、そのジャンルの中で「どうすればより喜ばれるか?」「ここまでやってしまって大丈夫か?」みたいな事を、ユーザーの反応を見て、試行錯誤しながら日々進歩させているわけですよ。そういう努力がマイナーなジャンルを少しずつメジャーに押し上げていくわけで。


マイナーなジャンルに挑戦すること事体は大歓迎だけど、受け入れられるための努力は当然必要だと思う。何やっても良いということではないし、バランス感覚が大切だ。期待を裏切るにしたって、良い意味と悪い意味があるんだからさ。


正直言って、たっちーや黒虹がエロゲーの主流になることは永久にないと思うんだけど、少なくとも僕はたっちーや黒虹をイロモノ扱いはしていないし、こういうメーカーには大真面目に期待している(そしてたぶん期待に良い意味で応えてくれるだろう)。その一方で、どんなに主流に位置していようと、「このゲームのヒロインは非処女です! 新しいでしょ!」みたいなゲームに対しては、「あ〜あ、こいつらとうとうイロモノに走りやがったよ」としか思えない。


その程度で何かを成し遂げたような顔するなっつーの。まったくお前らは浅はかだよ…。