なんか今週の『ONE PIECE』で、そげキングとロビンのやりとりでロビンに萌えまくってしまった。普段クールな美人が、感情を爆発させるのってめっちゃ可愛くね? 『パルフェ』の里伽子とかも萌えたんですが、これもも広義のツンデレなんでしょうか?

あとフランキーが好きでたまらない。だってロケットパンチですよ? 口から火炎放射ですよ? こいつ仲間にならないかなー
でも、


 ・ フランキー一味のお頭
 ・ ルフィーたちと比べて年長
 ・ 常にコーラの補給を必要とする


……とか考えると、仲間にはなりにくそうな気もする。やっぱ船大工はパウリーなのかな。でもパウリー、今の所キャラ薄いよな。過去とか全然ないし。



ONE PIECE』は文句なしに少年漫画の最高峰だと思う。この漫画は週刊連載という短いスパンで読むと、(ジャンプ漫画にしては)いささか盛り上がりに欠けるんだけど、単行本とかの長いスパンで読むと、伏線の張り方とか凄く凝ってて驚かされる。この辺、かっての『ドラゴンボール』に代表されるジャンプの旧スタイルとは明らかに変化してきていて、今の連載陣で言うと『ブリーチ』みたいな後先を考えないようなパワーは感じないのだけれど、何重にも張られた伏線が一気に昇華される終盤のカタルシスと、その後の爽やかな読後感は、今の週刊少年漫画の中では本当に抜きん出ていると思う。


だって単純に、こんな長いスパンで物語をコントロールできてる週刊連載漫画なんて他に知らんのですよ。


たとえば空島編は、空から船が落ちてくる所から物語が始まるわけだけれど、この時点で相当細かい所まで物語全体の骨組みが完成していない限り、あんな風に冒頭から伏線張りまくったりできるはずがないのである。これは一人の漫画家が担当との打ち合わせだけで練り込めるレベルをとうに越えていると思う。たぶん複数人体制で、相応の金と時間をかけて練り込んだ原作を用意しているのではないだろうか。(もしかしたら尾田栄一郎は正真正銘の天才で、連載の合間にこれだけのストーリ練り込めちゃう超人的な漫画家である可能性もなくはない。リアリティない話だけど)


まぁ、なんにせよ『ONE PIECE』を読んでいると、ジャンプ編集部の「本気」が伝わってきて心地よい。昔のジャンプというと、儲け至上主義で作家と作品を平気で犠牲にするイメージが少なからずあったのだけれど、黄金期を過ぎた辺りから少しずつ、本当に少しずつ良い方に変化しているように思う。「さすがにこれじゃいかん」という空気が編集部内部にやはりあったんじゃないのかなと。