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たとえばさ、エヴァの人類補完計画とか僕には全然リアリティを感じられないわけですよ。共感できないというか、壮大過ぎて付いて行けないというか。ゼーレの人たちって私欲とか抜きに、本気で人類の補完を目指していた訳でしょ? こいつら本当に人間か? 異星人かなんかじゃないのか? ……あまりにも遠すぎる思想は、穢れとして日常から祓い落としたくなる。
『クロスボーンガンダム』のドゥガチ総統みたいに、「真の人類の未来? 地球不用論!? そんなものは言葉の飾りだ!」とか言っちゃう奴の方がよっぽど共感できる。ああ、こいつは歪んでるけど確かに人間だ。こちら側の住人だ。それが判ってようやくトビアも安心できる。
しかしクロスボーンガンダムは名作だな。
機動戦士クロスボーン・ガンダム (1) (角川コミックス・エース)
- 作者: 長谷川裕一,富野由悠季
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1995/02
- メディア: コミック
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