アニメ D.C. 〜ダ・カーポ (バレ)

D.C. ~ダ・カーポ~ DVD-BOX 1

D.C. ~ダ・カーポ~ DVD-BOX 1


ネタバレを避けるために今まで敬遠していたんだけど、もう解禁しても良いかなと。一挙に最終話まで見てみました。さすがに疲れた…。なんというか実に厨房くさいアニメなんですが、困った事にこういうアニメって僕は大好きなんだよな、これが。

最初は音夢とさくらのダブルヒロインで進んでいくのかと思ってたけれど、明らかに音夢がメインヒロインっぽい。純一が他の女の子と絡む→音夢と険悪になる→仲直り、というのが毎回のパターン。音夢はやきもち焼きっぱなしで、怒ってたり、押し黙ってたり、そんなのばっかりだったな。でもこれはこれで可愛らしい。



中盤で魔法の桜の木が枯らされて、終らない夢が終わりを迎えていく。周囲の桜が着実に散っていく中で、誰もが一歩一歩現実を歩き出す。その辺の構成が視覚的にも綺麗。まぁ、少し駆け足気味なのは仕方ないとして、ことりなんかのまとめ方はなかなか良かった。

で、なんか音夢の病気なんだけど、「原因はさくらが心の底で願ってしまってるから」という形で納めてる。ゲーム版の、「2人分の心を抱え切れない」とか、その辺の中途半端な説明はのきなみカット。時間的都合もあるんだろうけど、正直、アニメ版の方がはるかにまとまってるので結果オーライ。つーか、今更ながらゲーム版の音夢シナリオって穴だらけな…。

さくらが「他の娘ならあきらめるけど、音夢ちゃんだけは駄目」と言っていたのも、2人が誰よりも似ているから、と言われればなるほどとも思う。25話の音夢とさくらが抱き合うシーンとか、アニメオリジナルの展開だけど効果的だった。なんとか桜を枯らせようとするさくらは、見ていて可哀想だったんだけど、ラストは爽やかで良かった。

個人的にはゲーム版より良かったんじゃねーか、ってぐらいに良かった。ヤバイ、俺、厨房ですか?



ところでこのアニメ、ゲーム版から声優さんが総変わりしてるそうなのだけれど、幸か不幸か僕はほとんど気になりませんでした。っていうか、耳が腐ってるので、下手すると言われなきゃ気がつかなかったかもしれません。せっかく豪華な声優を使っても、これじゃ馬の耳になんとやら。


あー、あとたかが2クールのアニメで総集編を2回も入れるのはどうなのかー ぶっちゃけDVDで2話分の割増料金取られた気がする…(セコイ)。