ある意味でグッジョブ

音夢シナリオの補完設定は、既に絶版になったビジュアルファンブックにのっていた、らしい。
……ん? まてよ、ダ・カーポのビジュアルファンブックといえば。


がさごそがさごそ(家捜し中)


……あ、やっぱり積んでありました。 (まただよ)



僕は何故に未プレイのゲームのビジュアルファンブックなど買ったのでしょうか? しかもいっしょにコラボレーションストーリーズとかまで出てきましたよ? いや結果オーライなんだけどさ、なんかもう、自分自身の業の深さに軽い眩暈を覚えました…。



ダ・カーポ(ビジュアルファンブックバレ)


で、早速読んでみました。

ライターによる音夢シナリオの解説によると、音夢に「ドラマのヒロインになりたい願望」があって、それが音夢の病気を引き起こしていたそうです(要約)。


判るか、そんなもん!


あのドラマは暗喩なのかな、程度には思ってましたけど、まさかシナリオ展開の伏線そのものだったとは…。いやだからね、読み手に伏線と気付かれない伏線は、すでに伏線じゃないんだってば!


(インタビュアー):
─── しかし、さくらはいちおう純一に、ふたつの心を受けとめたせいで過負荷がどうのと説明をしていますが……。


御影:(←音夢シナリオのライター)
それもウソではないんですよ。でもさくらは、そういう音夢の心に気がついていたんです。だけど、それを純一に言っちゃうのは、彼女的に反則なんですよね。

つまりさくらの説明は、本質を隠した建前だったわけですね。なんじゃそりゃー!

なんか今まで評価不能の面があった音夢シナリオが、急速にどうでも良いシナリオになってきました。このインタビュー、アニメ版見る前に読まないでおいて本当に良かったです。こんなもん読んでたら、アニメ版まで穿った見方をしてしまう所でした。この設定を知っていたかどうかは判りませんが、一部設定を無視して原作とは全くの別物に仕上げたアニメ版スタッフは大英断だったと称賛しておきましょう。(普通はあまり良くないんだけどな)


以下、ツッコミ所。


御影:
えーと、あの辺の音夢やさくらの考えは男の人にはわからないですよ、と。で思ったんですけど、男性向けの18禁ゲームでこれは失敗ですよね。

いや、男の僕にだってそういう考えには共感できますけど、あのシナリオ読んでそういう解釈をしたのなら普通は曲解だし。まぁ、でも確かに大失敗ですよね。


御影
はっきり言って、知っていても面白くないネタですから、ここでネタバレする必要もなかったのですが(苦笑)。


知っていても全く面白くないネタなのは同感ですが、でも知らなきゃ意味不明なシナリオでしたしね…。


(今の所)ゲーム版のダ・カーポは、さくらとことりでできてます。