死んでしまっては文句も言えない

漫画やドラマとかでよくあるじゃないですか。対立していた二人のうちの一人が事故かなんかで突然死んで、残された一人が「ちくしょう! 俺はオマエに言ってやりたいことが山ほどあったのに、死んじまったら文句も言えないじゃないか!ううっ…」とか言って泣き崩れたりする感動的なシーンが。

でもさ、こういう「死んでしまっては文句も言えない」なんて物言いは、ひょっとしたら故人に対して向けられた言葉なんかじゃなくて、文句を言うこと自体がタブー視されてしまうような状況に対してのボヤキこそが正しい使い方だったのではなかろうか、とか。