Littlewitchファンクラブの会誌第一号と入会特典が送られてきました。会誌はオールカラーだし、入会特典は50Pぐらいのラフスケッチやミニ画集とかがワインレッドの化粧箱に収められてて高級感が溢れでてます。最初はすげェー、と思ったけど、よく考えたら入会金+年会費で5000円も払ってるんだよな…。あとはファンクラブ通販特典が豪華であることに期待しよう。


会誌の中身は『白詰草話』製作陣の話談会が面白かったです。本当に全くのゼロから手探りで方法論を培っていったらしい。つーか、こんな適当だったのか! 呆れるを通り越して感心したよ。特にシナリオは最初30話ぐらいの構成だったらしい(前は20話とか言ってなかったけ? なんにせよ行き当たりばったりにも程があります…)。


シナリオ構成・演出・システム、『Quartett!』はそれぞれ格段に進歩しててプレイ当時は感心したものだけど、正確には最初が酷すぎただけだったんだな。人間とは成長する生き物なんだなぁ…。


ということで今日のお言葉 〜大槍葦人

最近わかった事。
今まで、僕は「答え」が大事だと思っていたのですが。
というか、すべての思考の先に、「すばらしい答え」があって、それさえあればいいんだという、そういう理想主義的なイメージがあったのですが、最近ようやく、「答え」よりも「そこに至るプロセス」が大事なんだなーとわかってきた。


数学の方程式のように、「プロセス」のない「答え」にはほとんど意味がない。「答え」よりむしろ、そこに至る「プロセス」の中に真理があるんですよね。解き方、考え方、そういう過程を経ないことには、答えがあっても、それが正しいかどうかさえ判断できない。人と人が話すとき、お互い全く違うプロセス(経験)で今の答え(意見)を持っているので、「答え」だけ主張しあってもぜんぜん意味ないっていうか──。


どっちが正しい、とかではなく、それぞれのプロセスを理解しようとすることでしか、「本当の答え」にはたどりつけないんじゃないかと。好みとかがあるので、やっぱ最後までわからん! てのもあるとは思うんだけど。


いやー、『白詰草話』の座談会を読んだ後だと実に説得力のある言葉です。Littlewitchは他のエロゲーメーカーとはかけ離れた出発点から、独自の方法論(プロセス)を生み出しつつあるブランドですからね。新作の『少女魔法学リトルウィッチロマネスク』は育成ADVだそうですが、このブランドがこれから先、どんな答えに辿り着くのか興味深い所です。


……ただ野暮なツッコミをすると、数学の方程式ってのは、まさに大槍氏の言うところの「プロセス」を理解するための学問だと思いますけどね。