美少女ゲームの臨界点


もちろんここを読んでる人にサブカルを手ほどくという事ではなくて、僕自身がちょっくらサブカルでも学んでみようじゃないか、という趣旨なんですがね(笑)。

えーとですね、サブカル界の有名人、東浩紀さんの同人誌、『美少女ゲームの臨界点』(と+1)を読んだんですよ。いや、前々から読んでみようかとは思いつつ、そこらに売ってる本じゃないので未読だったんですが、なんかこの本の「美少女ゲーム言説史」という企画の中で、ウチもちょっと取り上げてもらえたらしいという情報を聞いて、今更ながら喜び勇んで買ってみました(笑)。


あっはっは、これでウチもサブカル知識人たちの一員だな!
まぁ、100ぐらいのサイトが載ってるうちの一つだけどな!


ちなみにウチが取り上げられたのは、言説史11番目の『動物化するポストモダン』の項です。『CROSS†CHANNEL』の批評(動ポモと絡めて書いたやつの方)ですね。ふー、“まんま”な事を書いたかいがあったというものだぜ。(´ー`)y─┛~~


美少女ゲームの言説史」を書いた佐藤心さーん、ありがとー! 
っていうか相沢恵さんだったんですねー ピュアガのコラム読んでましたよ〜 (´▽`)ノ 


さて、今の所は流し読みですが、内容が正しいかどうかはともかく、わりと面白いです。まず巻頭にエロゲーマップ(この本的なエロゲーの位置付け)が載ってて、最初は首を捻りながら読んでたんですが、本を読み薦めるうちにこのマップの見方が判ってきて、これがなかなか楽しい。以下、重要そうな所をちょっとかいつまんで写し書きしてみました。(07年追記 ボロボロだったので頑張って書き直しました!)



美少女ゲームパーフェクトマップ
〜文学的想像力と物語消費の交差点 (『美少女ゲームの臨界点』より)




基本的にマップは左上から右下に流れる「文学」と、右上から左下に流れる「物語消費」の二つの潮流によってマッピングされています。ぱっと見て、「なにぃ! ×××が文学じゃないだとぅ!!」というような憤りを感じる人もいると思います。っていうか僕もちょっと思いました。これじゃどうしたって、大衆に媚びた消費物はジャンクで、ストイックに閉じた「文学」の極北がファウスト系っていう結論に見えるよな。


しかし大槍氏の言うように(※ 昨日の日記を参照)、結論なんてものはたいした問題ではないのです。問題なのは、どうしてその結論に至ったかというプロセスなのです。まずそのプロセスを理解することから始めて、その後で文句を付けようじゃありませんか! (文句をつけるのは決定事項)


というところで、マップ写すのに疲れ果てたから続きはまた今度。(ところでマップって、スキャニングしてアップしたら「引用」の範疇で通らないかな…)